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第1章 第6話 新天地

ผู้เขียน: 森村征爾
last update วันที่เผยแพร่: 2026-09-01 07:04:23

配属されたのは、松山市郊外にある特別養護老人ホーム。

施設長に案内されたあと、私の教育係になる人物が紹介される。

「彼が、あなたの教育係になります。柴崎さんです」

柴崎と名乗ったその男性は、三十代半ばくらいだろうか。表情に乏しく、挨拶も最低限だ。

「よろしくお願いします」

それだけ言うと、彼はすぐに業務の説明を始めた。淡々とした口調で、必要なことだけを、簡潔に伝えてくる。

初日の業務が終わったあと、同期の実習生、同じ施設でルームメイトのベトナム人、グエンさんがひそひそと耳元で話してきた。

「あの人、なんだか冷たい感じ」

「うん……。あんまり、笑わない」

「私たちのこと、あんまり興味ないのかな」

そう思わずにはいられない。柴崎さんは、必要なこと以外は何も話さない。

私たちが何か聞いても、簡潔に答えるだけで、それ以上の会話は続ける気はないようだ。

日本という国での新しい生活が始まったばかりなのに、また一つ壁にぶつかった気がする…。

配属から一週間ほど経った頃、業務中に失敗をしてしまう。

利用者の食事介助をしている最中、うっかり食器を落としてしまい、破片が飛び散
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